財務省vsマスコミ

財務次官の件で、連日マスコミがヒートアップしているけど、どこまで本気でツッコもうとしているのかに興味がある。

 

朝日新聞が、当初記事にするのをやめたことは、まさに忖度であって、この先のことを考えたうえでの判断だったのでしょう。

 

ただ、他のマスコミも追随してきているので、ここは勝負に出ようと決意してアピールに出た気がする。

 

今、マスコミがタッグを組んだかのように一斉に報道競争をしているのは、どこかに引っかかるものを打ち消すための行動のように見える。

 

この引っかかるものについて、この事案の始まりの頃には識者と呼ばれる人たちも発言をしていたけど、昨日あたりからはベクトルを変えて右へ倣えの様相となってきているのは、口は災いの元であることをまさに認識しているからなのかな。

 

 

基本的にはマスコミに対して否定的なのだけど、今回のこの一連の報道を見ていると、この先のマスコミにおける政治や経済系の分野って壊滅的になるのではないかと危惧する。

確かに、ここまで来てしまった以上、財務省を叩くしかないのだろうけど、政治や経済を真面目に追っている記者たちは、どう感じているのか思いを馳せる。

 

そもそもマスコミには期待をしていないけど、存在が必要な部分があることは分かる。なのに、その存在を壊してしまいかねない一歩を踏み出してしまった気がするのは、ワタシだけではないはず。

 

今回のことは、ノーパンしゃぶしゃぶの事件とは別次元のもので、そのことを認識している人もたくさんいるのだろうけど、口に出さない(出せない)状況に陥っていることに、不安を覚える。