遊びも必要?

双日の吉崎さんのブログを読んで思った。

確かに会社組織の中での調達は、安いところから買うのが常識だけど、その昔は付き合いの深いところを優先していたところがある。

 

これを癒着という表現で表すのが現代だけど、組織同士のなれ合いの中での慣行でもあった。

 

 

ふと、現在の国家間の付き合いを考えれば、このなれ合いの慣行こそが安保の維持に繋がっていることは否定できないところ。

 

経済的な観点から見れば否定すべきところでありながら、政治的な面から見れば必要不可欠なんだよね。

 

 

日本の現状を振り返れば、国内での調達はコスト高なので多くの物を輸入に頼っていることから、ドライな付き合いしかないところからの調達は、イレギュラーなことが満載の今は難しいかじ取りに迫られているとの想像に難くない。

 

これがもう少しウェットな関係を構築(維持?)出来ていたならば、半導体不足などの影響も多少回避できていたかもしれないけれど、バブル崩壊後からの日本の企業に付き合いの部分にコストをかける余裕がなかったのも事実でしょう。

 

 

利益重視の姿勢は重要ではあるけれど、リスクヘッジという面から見ればとても脆弱であるということを認識させられた。

 

 

国家間のウェットな関係と企業間のドライな関係の、どちらが良いというわけではないけれど、リスクという側面からの考察も必要だなと考えさせられました。