『サイタ✕サイタ』を読んでみた

このXシリーズって、人の機微に触れるところを題材にしているせいか、俗にいうミステリーとして分類することに抵抗を感じる。

 

 

社会生活を営む上で、様々な場面において突出しないようにすることが、安全側だと思う。

まぁ、多くの人の多くの場面において、突出することはないんだろうけど、多くの人の一部の部分や一部の人の一部の場面において何かが突出してしまうことは、遺伝子の特性上仕方のないことないことなのかななんて思ってて、だから色んな事件が起こるのであって、社会生活上不可避なことだと捉えてた。

 

確かにそれを何とかしようとするのが、人の知性の挑戦なのだろうけど、事件の動機を調べても根本的な解決にはならない気がするのは少数派の意見なのかなぁ?

だって、遺伝子の性質上仕方がないのでは?と考えてしまうのだけど。

 

だからリスクのあることには近づかないようにするのが、一番の安全策だと思う。

とは言っても避けられないことばかりだけど。

 

そう、だからリスクはつきものなんだって認識が必要なはずなのに、あまりそういった意見に出会うことが少ない気がする。

 

事件に巻き込まれるのは不幸だけど、自分の行動がリスクを呼び込んでいないか考えることは必要じゃないのかなって。

 

ストーリーとは全然関係ないけど、何となくそんなことを考えさせられた一冊だった。