政治とは(希望の党について思う)
政治って、力を再定義するための運用とそのコストかつ配分を決めるものであるから、政党もしくは政治家はその政策についてアピールするのだと思う。
選挙人はそれを聞いてマシなアピールに票を入れるのが選挙かと。
けど、前回の都議会選挙もそうだったけど、小池百合子さんの主張ってその政策について聞こえてこないことが不思議(マスコミが流さないだけかも知れないけど)。東京大改革って聞こえの良い掛け声は聞こえてくるけど。
都議選の時、都ファの立候補者にマスコミがビジョンを尋ねた時に、明確に回答することができない立候補者たちに票を入れてしまう都民に驚いたけど、今回の希望の党も同じような現象が現れてしまうのではないかと危惧してしまう。
アピールがない・ビジョンがない・政策がない候補者に票を入れるってどういうこと?
今回の総選挙で右往左往する民進党議員にも幻滅した。そもそも民進党を支持しているわけでないけど、矜持ってものがないのかと問いたくなる。
確かに議員になれなければ、自分の主張もできなくなるけど、自分の食費の確保のために、主張を捨てて(そもそも無いのかも知れないけど)東奔西走する姿は滑稽に見える。
モリカケ問題で首相の資質を問うていた人が、そもそも質問をする資質がなかったという笑えない出来事を作ってしまうような党だから仕方ないのか・・・
希望の党には、せめて公約の実現に対しての方法について明示して欲しい。そうでなければ選択のための検討材料がなにもないまま選挙になってしまうから。
でも原発ゼロなんて言ってしまっていいのかなぁ。これって政権を取れると思ってないから出てきたんだろうと思う。そう考えるとチョットズルイよなぁ。
ノイジーマイノリティとサイレントマジョリティー
最近、議員や有名人のゴシップネタが目につく。
「〇〇砲炸裂!!」とか。
まぁ、有名な人は、有名税を払わずを得ない部分は少なからずあるだろうけど。
誰にだってパブリックとプライベートの使い分けはあるはずなのに、コッソリ付け回した挙句にプライベートを覗き見て、それを大衆に晒すことの陰湿さに幻滅する。
そもそもマスコミって報道の自由を謳うけど、ゴシップを見つけてさらすことが、国民の知る権利を守っていることになるのか疑問に思う。
確かに揚げ足取り取られるようなことをしている方にも責任はあるけどさ。
さっきネットを徘徊していたときに、最近ネタをあげられた人のツイッタに行きついた。
チョットのぞいてみたら、近況報告みたいなことをしているようだけど、そのツイートに対するリツイートが愕然とするような内容ばかりで、チョット怖さを感じるくらいだった。
自分の行動に対する責任はあるけど、そのことはその本人が対処すべきことであって、それを全く関係ない第三者がワーワー喚き散らすこの社会って何?と感じる。
ただ、これって多くの人がやっていることなの?と疑問が。
少なくともワタシの周りでそれをやってそうな人がいないから(実際のところは分からないけどさ)。
そこで「あぁ、これってノイジーマイノリティってやつかも」と感じた。
さも一般論をぶっているように主張するごく一部の少数ってやつ。
マスコミって、このノイジーマイノリティが騒ぐことを世論みたいに捉えてて、おそらくこの少数に対して作品を提供(作品って言っても良いような気がする)するから、多くの冷静な多数は離れていってしまうのが現状なのかと。
特にテレビの在り方にはうんざりする。ゴールデンタイムのNHKでさえうんざりするようなコメントを連発するし。
何で読んだのか聞いたのかは忘れたけど、どこかの社長が「一番怖いのはお客様が不満を持った時に、何も言わずに二度と来てくれなくなること」言っていた。
多くの人って何か不満があっても、それを主張せずに流してしまうかわりに、その原因には二度と近づかなくなる傾向があると思う(特に日本人なんだろうけど)。
このサイレントマジョリティーに目を向けないと、特にマスコミ関係は廃れていって、インターネットに取って代わられてしまうのではないかと(どうでもいいけど)。
そもそもインターネットで人気のあるコンテンツを、テレビの放送で利用するって本末転倒だし、制作側に気概は無いのかと思わせる。
まぁ本来は誰もが自由に発言できる環境の醸成が必要なんだろうけど、実際には千年経っても無理だろうなぁ。
もしそんな環境が来るとしたら、それは人間がアイデンティティを失ったとき、もしくは失うことができたときのような気がする。
夏休み8日目
本当は朝方家に到着の予定だったのだけど、途中で意識を失いかけたので仮眠をとって帰ることにした。
宇陀からのルート
R359
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道の駅針テラス 非常に大きな道の駅 なぜか2度目 温泉もありお気に入り
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R25
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道の駅伊賀 国道にあるPA なぜか2度目 味噌やきうどんがおいしい 今回は店が終了のため食せず。
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亀山IC
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東名阪
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伊勢湾岸
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東名
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美合PA 意識を失いかける 仮眠
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富士川SA 朝食 なんどもこのSAに来ているものの富士山を見られたことがなかったけど、今回はこれでもかというぐらいはっきりと見ることが出来た。ウレシイ。
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駒門PA いつもここで水を汲んで帰るのだけど、今回初めて風穴に行ってみることに。
PAから歩いていけると何かのHPにあったんだけど、そんな案内見たことがなくて、どこにそんな案内がとよくよく見渡すとPAの外周に扉があり、その外側に案内看板があることを発見。PAとしてもアピールすればいいのにとも思うけど、あまり大きくないPAだから積極的にはできないのかも知れない。
扉を開けて外へ。PAなりSAから外に出るって経験したことがないのでなんとなく新鮮。
今日も日差しが強い。帽子をかぶってこなかったことを後悔する。
徒歩10分強くらいで到着。
住宅街の一角にあって不思議な感じ。
無料を祈ったけど、甘くはなかった。
怪しげな道を奥へ進むと地下へもぐるような形で風穴が見えてきた。
中に入るために階段を数段下りると空気が違うことを実感できる。
外気温が35度くらいあったかと思うけど、この風穴の入り口は10度くらい確実に空気が違っていた。
徐々に奥へ進むととってもヒンヤリ。とても8月の猛暑だということを忘れさせてくれる。
中は足元が濡れているけどすべることもなく歩くことが出来た。
この涼しさはエアコンと違ってとても気持ちがいい。ただ調子に乗っていると風邪をひきそうだけど。
いい経験が出来た。
いよいよ今回の旅行もこれでおしまい。
水を汲んで帰ろう!
今回のルート
夏休み7日目
今日こそ帰途につかねば!
そう決めてはいるものの、最悪でもあさっての日曜日には家についていればいいので、そんなに緊迫感はない。
朝食はよくあるバイキング。最近のビジネスホテルの朝食って競争が激しいのか、どこも充実していてありがたい。ここのホテルも十分な品揃え。
チェックアウト後、車に荷物を積んでから、レンタサイクルを借りに。
4時間で電動アシストが1000円だった。
奈良って坂が多いからアシスト付きじゃないとしんどい。
興福寺
営業所でもらった地図を頼りに春日大社方面へ。
なんとなくゆるやかな坂が続く。
右手に猿沢池。なぜか干上がっていた。もう少し坂を登って”興福寺”へ。
立派な五重塔。
宗教には興味がないけど、建築物には興味があるのでしげしげと見学。
ポスターによると、日程的にタイミングが良ければ阿修羅像が見られたよう。これは非常に残念。
春日大社
いよいよ春日大社へ。
たくさんの人が参道を歩いている。
言葉を聞くと、そのほぼすべての人が中国人みたい。
日本人の会話は全然聞こえてこない。
まぁ、日本人って他の人に聞こえるほどの大きな声で話をすることがないからかもしれないけど。
駐輪場に自転車を置いて徒歩で本殿を目指す。
受付で参拝料を支払うと、もうすぐ係りの人による境内の案内があるとのこと。せっかくなので、説明を受けることにする。
頭に藤の冠を載せた巫女さん?を先頭に見学開始。冠の藤はきっと藤原由来かな。
伊勢神宮ほどの威圧感というか神格化された雰囲気は感じられない。
あそこは別格なんだろうけど。
要所で参拝を促されるんだけど、宗教には興味がないのでただ立ち尽くしていた。同行の皆様を観察すると、賽銭を投入する人が半分。賽銭なしの参拝が9割といったところ。
ここも大量の中国人が。
大きな駐車場があったけど、大量のバスと大量の中国人で埋め尽くされていた。
この光景を見て思ったんだけど、アジア系の人ってツアーが多いなって。
日本人もそうだけど。
農耕民族の血なのか団体行動を好むのかもしれない。
反対にアングロサクソン系の人って単独で行動しているように見受けられる人が多い気がする。
農耕民族vs狩猟民族の行動様式なのかも。
個人的には無駄に大きいと感じるんだけど、これだけの大きさのものを作ったということは、それだけ当時の疫病・飢饉などによる影響が大きかったのだろうかと感じる。
柱のくぐり抜けに順番待ちの列ができていた。中学生の時に誰かがやっていたのを見た気がしたけど、昔と違うのは列をなしている人の9割が中国人だということ。
ありがたいことです。
正倉院
それにしても暑すぎる。首筋がヒリヒリする。焼けた背中は一部水膨れとなってる。
それでも自転車に乗って受ける風はとても心地がよい。内陸のせい?なのか空気が乾燥している。
中学生の時にみた正倉院。全然記憶がなかった。覚えていることは”校倉造り”と”ねずみ返し”の言葉と構造だけ。
千年以上もの時間が経過しているにも関わらず、現存していることはその技術はすばらしいものだったのかと。今は中は空だろうけど、宝物も現存しているのだから、その構造と機能もすごかったことを思わせる。
今の技術で千年もの時間耐えられる構造物ってできるんだろうか?
まぁ確かめる術はないけど。
ここまでで結構時間が経過していたので戻ることにした。
お腹も空いてきたので、坂を下りながら何を食べようか考える。
近鉄奈良駅近くまで戻ってきたので、商店街を散策。天理ラーメンに心惹かれる。
「前回も食べられなかったんだよなぁ」
「今回も食べられそうにないなぁ」
自問自答を繰り返しながらあきらめる。
JRの駅の近くに戻る。
”かすうどん”が目に入る。
「たしか関西・・大阪あたりのソウルフードだったよなぁ?」
スマホで検索。やっぱりそうらしい。
奈良名物ではないけど”かすうどん”に決定。店内へ。
エアコンが効いていて気持ちが良い。
冷たい水が命の水に感じられる。
メニューを見るとハーフサイズがあったので、それをオーダーした。
そもそも”かすうどん”って何だと思いメニューをよく見ると、ホルモンを揚げて油を抜いたものらしい。
たぬきうどんの天かすがタンパク質バージョンになったものかと。
なかなかおいしい。
油が強めなので、ネギのトッピングを足した方がよりおいしく感じられるかも。胃の容量が許せば、生卵と白飯も併せたいところ。
一息ついて店を出る。自転車のサドルがやけどしそうなぐらい熱くなっている。
自転車を返却。車に戻る。
高架下の駐車場にしておいてよかったと心から思う。
平城京跡へ
今回はどうしても平城京跡に行ってみたかったので車で移動。
地図で見ると広大な土地があって公園のようになっているかのような印象を受ける。
ナビをセットするまでもないけど、”平城宮”でセットして出発したところ、ナビが案内したところは跡地の北側で塀の向こうに大きな建物があるあたりだった。
到着したののの車を停められるようなところが見当たらない。
そろそろと進むと門を発見。警備のおじさまがいたけど入っていけそうなのでハンドルを切った。
何も言われず入場できた。右手に駐車場らしきものがあり数台駐車されていたのでそれに倣う。
車を降りるとものすごい熱気。見学をしようとする意思が試されているかのよう。
近くの案内看板を見ると”平城宮跡資料館”の文字が。とりあえずそこに避難を兼ねて入館。
自動ドアの先は天国のような涼しさがあった。
入館料は無料のようでありがたい。けど、これだけの施設の維持管理はどこからお金が?とも思ったけど、入館料で賄いきれるほどのものでもないし、この潔さが好印象。
入館すると目の前には数人のおじさま&おばさまが、久しぶりの獲物を見つけたかのように寄ってくる。
「こんにちは。こちらが施設の案内になりますのでお持ちください。それと・・・」
パンフ2枚と付近の案内図を表したペーパー1枚を渡された。それを受け取り奥へ進もうとすると何か話しながらついてくる。どうやら案内をしたいらしい。
基本的にほっといて欲しいワタシと案内したいらしいオバちゃまのせめぎ合いがつづいたが、根負けしたワタシは説明を受けることに。
「奈良駅のあたりから春日大社あたりまで上り坂が続いているでしょ?あれは天皇を上から見下ろすために藤原が埋め立てたものなのよ」
人の話は聞くものだと思った。この一言でこのオバちゃんの言葉に対して耳のシャッターが開いた。こういう年号の記憶とか知識としての歴史でなく、歴史が生まれた背景を知識として知ることは興味がある。家に帰ったら奈良時代のことを少し調べてみようと思う。
資料館では夏休みの自由研究が目的なのか、親に連れられた小学生を何人か見かけた。また、所長?なのか当時の官吏のコスプレをした人が、当時の生活や仕事について話をしていた。この人の話がメチャクチャヘタで途中で退散。外へ。
案内してくれたオバちゃんが「大極殿へ行ってみてくださいね」とのことだったので、向かってみる。
この平城宮跡はとても広く、案内図をみると資料館から大極殿まですぐなのだけれど、歩くと10分ほどあるらしい。暑くて気が遠くなりそうだったけど、何もないところにドカンと建っているものなので目立つし、きっと重要な施設なのかと思い向かった。
パンフレットによれば大極殿は儀式などに使われたものらしく、まぁ権威の象徴みたいなものなのかと。
やっと到着して施設へ。
資料館的な展示があるのかと思ったらそうでもなく、見晴らしのよさそうなところまで登れるようにもなっていなかった。すこし肩透かしを受けた気がしたけど、玉座のあたりまできて、平城宮跡全体が見渡せるところに立った時に、何故大極殿がここにあって、平城宮をここに定めたかが分かった気がした。ボキャブラリの不足を嘆きたくもなるけど、宮全体を一望できるこの場所は、当時の天皇が感じたであろう思いの一端を共有することができたかのような気分になることができた。
チョットだけ1300年前にトリップ。
きみごろも
さて、帰ろう。
とはならず、次の目的地へ。
昨日、奈良の名物やB級グルメ系の検索をしていたときに、”きみごろも”なるものがあることを知った。
「これは食べてみねば!」と思ったものの、駅などで売っているものではないらしい。
つまりネット上でこれだけヒットするにもかかわらず、奈良の駅で購入できないということは、地元の人がおすすめするものだと判断できるということ。
「行ってみよう!」となった。
宇陀というところにあるらしい。
地図で見ると結構遠い。40~50kmありそう。高速もない。チョット心が折れそうになったけど、ナビをセット。出発する。この時点で既に15時近い。
山越えのような道をナビが指示する。こんな山の中に店なんてあるの?と思わせるような道が続いた。
なんとか「松月堂」に到着。店もまだ開いていた。
車を店の前に停めて、きみごろもを4つ購入。なぜ4つかは自分でもわからない。
早速いただいてみる。
軽い。非常に軽い。メレンゲをうまく使っているらしい。
食感はなんとも形容しづらく、個人的には初めて口にした食感だった。
まぁフワフワとでも言えば伝わるのかな。
味の方は「う~ん」
正直評価しづらい。
平城宮から来たけど、往復100kmをこのためだけに来るのはチョットつらいかもしれない。といった感じかな。
ただ、ここに来なければ食べられないということに対する価値はあると思う。
道の駅大宇陀へ。土産物を物色。
吉野が近いらしく葛関係のものが多い。
ワタシが知っているくず餅とは違う感じがしたので、1つ購入してみた。
さて、ここに来る途中に大宇陀温泉なる看板を発見したので、寄ってみることにする。
まだ帰らないのかと、自分でも思う。
あきのの湯
道の駅から5分ほどで到着。
こんな山の中の施設なのであまり期待をしていなかったんだけど、結構立派な施設。期待が膨らむ。
お湯はアルカリが強いらしく、肌がツルっとするお湯だった。
まだ日焼け跡は痛いけど、日に日に良くなっている感じはする。
露天風呂に浸かりながらこの1週間を振り返ってみた。
あっという間だったけど、なんだかんだで色々あったなぁ。
1週間まるまる放浪したのって久しぶりだったので、とても楽しかった。ただあまり無理が出来なくなってきたよなと感じたのも事実かな。
ゆったりした気分で風呂から上がり、中庭らしきところで夕涼み。
とても風が気持ちが良い。
たぶんアスファルトの面積が少ないから昼間暑くても夕方には心地よい気温になるのかと思う。
ハンモックがあったので試してみたいなと思ったところで、係りの人が片づけに来てしまった。
チョット残念だったけど、またどこかの機会で試してみよう。
そう、そもそもこの温泉にはまた来るような気がするし。
さて、いよいよ帰りますか。
この時点で19時30分。
夏休み6日目
疲れているせいか起きた時間がいつもより1時間ほど遅かった。
しばらく頭が起きるのを待ってから朝食へ下りる。
朝食会場はホテルと同じ建物なのに、一度外に出ないと入店できない作り。以前はテナント貸しをしていたような感じ。
今時珍しくバイキングではなく、トースト&ミニサラダ&ソフトドリンクのセットをチケットと交換するスタイル。量的にはちょうどよかった。
飲みきれないジュースを手に部屋に戻る。
このホテルの良かったところは、アイスサーバーがあったこと。クーラーを持ち歩いて冷蔵庫代わりにしているワタシにとって、氷を調達できることが嬉しかった。
荷物を整理して出発。いつものごとく地図を広げた。
日本三景の天橋立を発見。そこを目指すことに。本当は帰路につくルートも考えたけど、まだ余裕があるような気がして足を伸ばす(延ばすかな?)。
道の駅舞鶴港とれとれセンター
R175→R178のルートをナビは示したよう。早速出発すると左手に商店街らしき一角を発見。本当は歩いてみたかったけど今回はあきらめることに。
R175へ左折すると”道の駅舞鶴港とれとれセンター”なるもの発見。面白そうなので立ち寄って見る。
「これは最高だわ!!」
でっかい岩ガキを筆頭に刺身・干物・乾物が勢ぞろい。
ここの良いところは何でも焼いてくれること。そう干物が食べられるのが嬉しい。
そして、食堂ではご飯セットが売っていて、そこでご飯&味噌汁&漬物のセットを購入すれば、自分で定食をアレンジできる。どこかの2番煎じだけど体験するのは初めてなのでテンションが上がった。
時間が早かったし朝食を食べたばかりなので、天橋立を見た後に戻ってくることにして出発。
道も空いていてすんなり到着。途中、由良海水浴場付近で海の家の客引きらしき人の気合の入ったパフォーマンスが面白かった。きっとやる気のない誘導ではお客さんが取れないのかも。
これでもかというぐらいの快晴で気持ちがいいけど肌を刺す太陽光が痛い。
以前にも来たことがあるはずなんだけど、ナビが示した到着地に全然記憶がない。もしかしたら反対側だったのかな?
車を停めて、まずは海岸に出てみる。
驚いたのが海水浴場にもなっていたこと。松林に白い砂と海の青さのコントラストがとてもきれいで感動。
日本三景と言われているにもかかわらず、そこで海水浴ができる環境が驚き。しかも空いているし。こんなきれいな海水浴場が近くにあったらいいなぁ。うらやましい。ここでキャンプ張って一日過ごしたいと本気で思う。
堪能したところで山を登ってみることに。
リフトを選択。このリフト結構急な登りでチョット緊張。
展望台のあるところはチョットした遊園地っぽくなっていた。あちこちから中国語が聞こえる。
思ったよりは空いていて、ゆっくりと天橋立の全貌を見渡すことができてよかった。
それにしてもすごい快晴だった。
昼食
とれとれセンターに戻り何を食べるか悩む。
岩ガキとホッケに貝の串焼きを注文。そこにご飯セットをつけて昼食とした。
きっと気分的なものなのだろうけど、とてもおいしく感じる。ただご飯がおいしくないのが残念。まぁこういうところの米ってそれなりだろうし。
昼食をいただいたあとは刺身の盛り合わせを持ち帰りにアレンジして購入。夕食は刺身定食に決定した。
これもクーラーボックスあればこその贅沢。この旅のスタイルを確立してからは手放せないアイテムのひとつになった。
刺身の盛り合わせを買ってから気づく。今晩もどこか泊まりが決定ということ?
戻りながらどこかに一泊すればいいか。
ナビを一般道で自宅に設定して出発した。
R27からR9へ順調に京都方面へ。
京都に近くなってきたところで、どこに泊まるか考えるため車を停めた。
「京都は6月にも来たしなぁ・・」
考える。
「そういえば奈良も6月に来たけど、あまり見て回ってなかったよなぁ・・」と思い至る。
「そうだ奈良に行こう!」
なぜか奈良に向かうことに決定。
時間が遅かったので高速に乗ることを選択。
ついでに宿を決める。
車だけど奈良の駅前って24時間700円のところがあったことを思い出したので、駐車場の有無は無視して検索。結構ヒット&リーズナブル。
予約を入れて再出発。
奈良へ
高速を亀岡ICから乗る。
京都縦貫ー京滋BP-第二京阪ー京奈和を通って木津ICへ。
途中ナビが古くて一般道へ誘導するので悩まされた。長距離走るときは事前にナビの更新をしとかないとと反省。
無事に奈良に到着。駅前のガード下の駐車場に車を入れて、予約した”サンホテル奈良”へチェックイン。
駐車場からホテルへ向かうところに”本”の看板があるけど、とても書店に見えない店があった。チョットのぞいてみたかったけど、荷物が重くて断念。
時間が遅かったので、荷物を整理した後に炊飯の準備をして早速駅前の散歩に出かける。
まずは駅舎2Fの土産物コーナーへ。土産物コーナーなんてどこも似たようなもので、あまりこころ惹かれなかった。
エスカレータを降りると、1Fのスーパーマーケットへ直接繋がっていてビックリ。
観光客向けというより地元の方向けのような店なので、以前から知りたかった「奈良県民は奈良漬けを食べるのか?」の調査を開始。
結果としては「思ったほど食べないのでは?」だった。奈良漬けの売り場面積も種類も少なかったので、これはたくさん置いても売れないのではないかと判断。
まぁ土産物が土地の風俗を表しているとも思えないけどさ。
京都の人が日常的に八ツ橋食べるとは思えないし。東京の人で東京ばなな食べたことのある人って1割いないんじゃないかな。
一通り回ったところで、野菜の総菜を少し買ってホテルへ戻る。
昼に買った刺身と総菜で晩酌してからご飯としよう。
今日もいろいろあったなぁ。
夏休み5日目
朝、再度温泉にチャレンジ。
まだまだ激痛。
昨日とは違うフロアの風呂だった。
昨日チェックイン時にボールペン付きでアンケートの記載を頼まれていたので、メチャクチャ褒めちぎって投稿。あの値段でこの宿に宿泊はありがたかった。
荷物をまとめて出発することに。
フロントで手続き後、やはりポーターさんが荷物の運搬&お見送り。
何だか謝りたくなる一夜だった。
どこへ行こう?
お見送りから逃れたところで車を停めて地図を開く。
日程的にもそろそろ折り返しておいた方がいいタイミングだよなと思案。
まぁもう少し進めるかと決定して何も決めずにR8を南下する。
福井駅
車を走らせていると福井駅の看板発見。寄ってみる。
そういえば、2か月前にも来たことを思い出した。R158の山越えで。
そのときはJRの駅に寄っていなかったので散歩してみることに。太陽が皮膚に刺さるような暴力的な快晴だった。
駅前に車を停めて駅舎方面に歩くと、ガラス張りの立派な建物に興味を惹かれたので見学に。
1Fー大き目なファッション関係の店。結構スカスカ。
2Fーヘアサロンと学習塾系の店がチラホラ。歩いている人いない。
3F-飲食店とセリア。セリアが入っているエリアがメチャメチャ分かりづらくて、よくこんなところに入居したなと。もしかしたら頼まれて入居したのかと推測。飲食店は開店前。このフロアも人がほとんどいない。
4F-図書館。ここはこども連れ多数で結構にぎわっていた。駅前に図書館ってかなり贅沢。館内も結構贅沢な作り。本にはICタグが張ってあるし、自動貸し出し機があったり、ネット環境が整備されていたりしてお金かけたなぁと。
5Fから上は事務所みたいなので見学はここまで。1Fへ戻る。
どうでもいいことだけど、JRの駅前の1等地に役所関係がこういう施設作っちゃダメだよなと思う。一番集客効率が高い所で税金生まない運用するってどうなの?って。たしかにテナントは入っているけど、ビルのランニングコストを賄うほどの家賃を払っているようには見えなかった。
高架下のスーパーマーケットをのぞいてみる。”へしこ”がここでも売られていた。
”へしこ”って新潟にも富山にも石川にも売られていたはず。このあたりのソウルフードなのかもしれない。食べてみたかったけど火をおこす気になれなかったのであきらめる。
車を停めた逆側の駅前に出ると福祉施設関係の出店があった。
なぜか売られているぼた餅に心惹かれて購入。微妙に空腹だったのも影響したかもしれない。
フラフラしていると野村證券のおねーさまがティッシュ配りをさせられていた。どうみてもバイトには見えないので新入社員の研修活動の一環かな。めげずにがんばってくれるとウレシイけど。
駅から少し離れたところで非常にレトロな商店街を発見。しかも名称が”新栄商店街”。周辺とのバランスを考えると冗談のようなネーミングに笑った。昭和の時代を感じさせる歴史的な価値はあるかと思うけど、なぜここだけ取り残されているかが不思議。
あまりにも日差しが強いので、そうそうに車に戻りぼた餅を食べた。
久しぶりのぼた餅はとてもおいしく懐かしかった。店で売られているものと違って甘さが抑えられていて小豆の味がはっきり分かってよかった。
ただ、その後しばらくもたれたけど。
R8を進む。海が見えてきたところで道の駅河野があったので休憩。
これでもかという日差しの先に見える海はまぶしかった。
海を見ているとスズメバチがやってきてヒヤリとする。危険を感じたので施設に。
そういえば、ここに来る途中の工事渋滞のとき、車の周りをスズメバチがブンブン飛んでいて怖かったのを思い出した。誘導員の人ってスズメバチだからって逃げられないだろうにどうするんだろう。
この道の駅、景色のほかにはあまりみるところがなく、売店を物色しただけで退散。
途中敦賀駅の案内標識があったけど、心惹かれず直進。
R8は案内標識だと長浜方面を示していた。海沿いを行きたかったのでR8からR27に変更。舞鶴方面を目指すことに。
三方五湖
道の駅ならぬ五湖の駅なるものが出てきたので寄ってみる。
”五湖”ってなんだと地図を見ると、汽水湖らしき湖が5つあった。観光地なのかなと思い情報収集を兼ねて施設へ。
やっぱり景勝地らしいことが分かる。
施設に足湯があるらしいのでのぞくと湯が張られていなかった。よくあることだけど。
ここでぼた餅が消化されたらしく、少しお腹がへってきたので福井の名物らしいソースカツ丼を注文。
まぁソースかつ丼だよね。そのまま。なぜこれが名物なのか分からない。
車に戻りルートを確認する。せっかくなので三方五湖を見てみたいけど、景観が良さそうな有料道路は高そうなのでやめる。その代わり湖の近くを通るR162を選択した。海にも出るみたいだし。
若狭三方縄文博物館
R162を右折。
なぜか”若狭三方縄文博物館”の看板に惹かれて駐車場へ。
古墳らしき建物がその施設らしい。
チョット悩んだけど寄ってみることに。
車を停めるとワタシの他にも数台。こんなところを見学なんてもの好きがいるものだと感心すると、すべて地元ナンバー。職員さんかもしれない。
無料の施設であることを祈りつつ入口へ。甘かった。でもこれも何かの縁かと思い入館することにする。
入っていくと係りの人がビックリしたよう。久しぶりの客だったのかもしれない。
この辺ってラムサール条約に登録されているらしい。日本では釧路湿原ぐらいしか知識がなかったので案内を見ると、日本にも登録地がたくさんあることが分かった。
湿地って真水があるから文明が生まれやすかったらしきことが解説してあった。なるほどと納得する。
館内は結構凝った作り。この手の施設ってイニシャルもランニングもコスト無視してるから運営が心配になる。しかも隣地に新しい施設を作っているようだし。お金あるなぁと感じる。原発のおかげなのか?
舞鶴へ
車に戻りどうするか悩む。16時過ぎているしそろそろ宿の確保をしたほうがよさそうな時間帯。
地図でこのあたりの市街地を探すと”小浜”とあった。
「オバマ大統領就任で盛り上がったあの小浜市だよなぁ?」と興味を惹かれたので行ってみることにする。
よくある地方の寂れた(スマン!)小都市だった。
これといって見どころもなかったので、車を停めて宿を探すとなんだかチョットう~んといった宿が1件だけヒット。
どうしてもそこに宿泊する気が起きなかったので、その先を地図で見ると舞鶴とある。
舞鶴で検索。
多数ヒット。値段も手ごろ。東舞鶴と西舞鶴で悩んだけど、以前フェリーに乗るため東舞鶴に降り立った時はあまりに寂しかったことを思い出したので西舞鶴に絞り、駅に近く駐車場が大きそうな”プラザホテル舞鶴”に決定。時間もかなり遅くなってしまったので、高速に乗って向かった。
たかお温泉光の湯
高速を降りてホテルへ向かう途中立ち寄り湯を発見。ホテルの予約時間に余裕があったので立ち寄ることに。
施設も新しくてキレイそう。値段もそこそこだし。
結構な込み具合。人気の施設のよう。
早速お風呂へ。
昨日よりも幾分痛みが和らいでいるもののまだまだ痛いけど、我慢して湯に浸かる。
お湯が柔らかくいい感じ。
結構長く運転していたのでほっとした。ホテルのユニットバスじゃのんびりできないので、ここと出会ったのはグッドタイミング。とても良いリラックスタイムとなった。
プラザホテル舞鶴
料金の割にはキレイ。よくあるタイプのビジネスホテル。この料金で朝食がつくのはありがたかった。
今晩は時間的にも遅くなったので外食にした。
荷物を整理して外へ。とりあえず駅前に向かう。
まぁここも利用客の数に比べて立派な駅だこと。これだけの建築物が必要な理由がとても見当たらない。あるとすれば立派な建築物を作ること自体が理由なのかな。
時間も遅いし人も少ないので当然飲食店の数も少ないよう。
焼き鳥店をのぞいたら満席。これだけ飲食店が少なければしかたないのかなとも思う。
中華料理 ”北京”
隣の中華料理の店をのぞく。これがまた懐かしさを感じる店で個人的にはクリーンヒット。この店に決定。
メニューを見ると結構良心的な価格設定で安心。とりあえずビールと餃子を注文。
営業時間が気になったのでスマホで調べると朝の5時まで営業しているよう。なんて素敵なお店なんでしょうと感激。
年季の入った店内はとても素敵。メニューの表記は時代を感じさせるものでとても懐かしさを感じさせる。麺類に比べて単品料理の値付けがチョット微妙で興味深い。
ほどなく餃子到着。これがなかなかおいしい。調子が良いのでワンタンメンを追加した。
舞鶴で中華料理を食べるのもいかがなものかと思うけど、良い店に出会うことができて良かった。近所にこんな店があったら通うのにと思わせる店だった。
夜も更けて眠くなってきたかな。
今日は結構濃い一日だった気がする。明日には帰り始めないとかな。
夏休み4日目
今日の朝は曇りだった。
濡れたテントをしまうのが面倒なので、片づけ終わるまで降らないことを祈りつつ、簡単に朝食を済ませて片づけを始める。
洗い物で水場に行くと中国の方がいらっしゃった。
こんなところまで旅行の対象にしてくれるんだなぁと思いながら、どうやってこのオートキャンプ場に来ることができたのか不思議になった。
片づけの途中、軽く雨に降られたが問題なく片付けも終わり出発する。
どこに行こう?
車の中で地図を広げる。R8を西に進むことを前提に考える。
”金沢”の文字が目に入ったけどあまりこころ惹かれない。
「行き当たりばったりでいいか!」とキャンプ場を後にした。
道の駅カモンパーク新湊
トイレ休憩に立ち寄る。以前にも来たことがあるところだった。
たしか水槽があってこの辺で獲れる魚が展示されているところだったよなと思い出す。さかなクンの書いた絵の見事さに感動。
以前もそうだったんだけど、この道の駅には白エビの刺身(冷凍)が売っていて、欲しいなぁと思いつつ高くてやっぱり買えなかった。
なぜか土産物として冷や麦を買って後にした。
高岡駅
しばらく車を走らせると高岡駅の表示。
何かないかと情報を仕入れに駅へ向う。
途中”千本格子の家並み”の看板発見。帰りに寄ってみることに。
駅に到着すると、これまた利用客数の割に立派な駅舎。「どこからお金が出るんだろう?」とまたもや余計なことを考えながら駅舎へ向かう。
駅に近づいたところで路面に軌道があることに気づく。しかも単線。どこかですれ違いがあるんだろうけど見渡す限り単線。駅前なのに単線。運航形態に興味が湧く。
駅舎に入ると、いきなりホームでかっちょいいLRTが。
なぜドラエモンなのかは分からなかったけど、きっと所縁があるのかと。
改札もなくいきなりホームがあって驚いた。
そういえば富山駅にもLRTがあったことを思い出す。富山県ってLRTの推進県なのかなぁと想像。乗ってみたかったけどあきらめて駅舎2Fへ。
2Fに上がるとものすごい数の短冊がはためいていた。
もうすぐ七夕であることを思い出す。
きっとまだまだ幼いであろうおこちゃまが”仮面ライダーになりたい”と拙い文字で書いてあるのを発見。いつもいずこもこどもは同じ夢をみるものかと感慨深い。
ただ、短冊に氏名が書かれていたことが驚き。住所がなければいいのかなぁなどとチョット心配。
構内は土産物屋が並んでいた。時間が早かったこともあるのだろうけど人影はまばら。これで商売になるのだろうかと余計な心配をしてみる。だけど商売になるのだとしたら、どれだけマージン乗っけているのだろう。
特段興味を惹かれる情報もなかったため、千本格子の家並みを見てみることに。
なるほど趣深い街並みだった。富山銀行のレンガ色がとてもよかった。ただ雨がひどく車を降りて歩く気になれなかったことが残念。
金沢にもほど近いため何となく共通した文化圏なのかなという印象。
道の駅万葉の里高岡
チョット走ったところで、また道の駅発見。立ち寄ることに。
富山のブラックラーメンの成功?にかこつけた新色?のラーメンを開発したようす。こういうのって色々な地方で見られるけど、おおかたセンスが悪くて2番煎じ3番煎じを感じさせる。何となく行政系の匂いが感じられて残念。
店内を散策。良くも悪くも良くある形態。目を引いたのが塩辛を売っていたこと。いかの塩辛がおいしそうだった。ただ、生のいかは消化できそうもないので、となりにあるえびの麹付けを試食させてもらった。まぁ想像通りの味だったけど結構おいしくて小さいサイズを購入。今晩のつまみ兼おかずに決定。クーラーボックスに入れて出発。
回転ずしを求めながらR8を西へ進む(地図で見ると西南西かな)。金沢東ICの近くで”すし食いねぇ!”の看板を見つける。ネーミングからして地元系の店かと判断して行ってみることに。
駐車場に止まっている車のナンバーを確認すると、ほぼ地元ナンバーであったため安心して入店。
店内はおしゃれ系で14時頃の時間&平日にも関わらず結構混雑していた。
最近の回転ずしってタッチパネルなのはテレビで見ていたから知ってたけど、実際に操作するのは初めて。チョットだけ緊張する。
メニューを見ていると結構なお値段。この値段でこの混雑なので期待が高まる。
まず”氷見づくし”を注文。待ち時間もほとんどなくすぐに提供された。
結構おいしい。
次にあこがれの”のどぐろ”を注文。
「・・・・!!」
言葉にならないぐらいおいしい。今までで食べてきた魚の中で一番うまいと断言しても後悔しないぐらい(表現メチャクチャ)。
あぁ!ビックリ!
世の中にはおいしいものがまだまだあるんだなぁと感激した。
地元の人に羨ましさを感じるけど、これがデフォで生活しているとそんなにありがたさを感じないのかなぁ。この近辺に住んでいる人は東京またはその近郊で安い回転寿司で食事をしてみてください。自分たちの食生活の環境が恵まれていることを確認できると思います(金払ってまずいもの食えってことだけど)。
山代温泉へ
大満足で店を出発。R8を進む。金沢を平気で無視して南西へ。
バイパスだったこともあり、ときめくものに出会うこともなく16時を過ぎていた。
「今日はこの辺で泊まりかな?」と思い,付近の位置関係を確認するために道の駅”こまつ木場潟”へ。
地図を広げると片山津・加賀・粟津・山代・山中など有名どころの温泉地が近くにあることが分かった。このあたりの温泉には来たことがなかったため、温泉に宿泊に決定。
早速”温泉”×”素泊まり”で検索するとそれなりにヒット。料金がリーズナブルで写真で見るとなんだか立派な宿の”吉田屋山王閣”に決定。道の駅を物色しようかと思ったけど、時間が遅くなってきていたのでトイレにも寄らずに出発。ちょっともったいないことしたかな?
山代温泉に到着するとあまり温泉街っぽくない。ナビの指示のまま急な坂道を上ると宿が現れた。
「しまった!」
が最初の印象。宿があまりにも立派過ぎた。平日とはいえこの値段だからそんな立派な宿ではないだろうと高を括っていただけにショックが大きい。「これだけの宿なんだからあんな値段で部屋を提供しちゃだめだよ」とやや逆ギレぎみに。
何しろこちらの格好は、2日間風呂にも入らず・サンダル履き・短パン・大き目のクーラーバック持参・バンパーの凹んだ車である。
しかも宿の前は石畳で、中からポーターさんが荷物の受け取りに出てきた。
こころの中で「ゴメンナサイ」と謝りながらチェックイン。
手続きが終わるとお部屋へご案内かと思いきや、ロビーに案内されソファーに掛けると柑橘系のジュースが出てきて「ごゆっくりどうぞ」と促される。おずおずと口にするとこれがおいしい。一息つくところだが案内係さんがワタシの荷物を台車に乗せたまま待機状態。これ絶対ごゆっくりできないと思い、残りのジュースを流し込んだ。
素泊まりの客にはサービスをしないことがサービスにつながることを知ってくれると嬉しいんだけど・・・
通された部屋はおそらく旧館で、なかでも狭めの部屋かと思われるけど、それでも12+3畳以上の広さで十分すぎるほどだった。荷物を入れてようやく落ち着くことができた。
眺望もあまり望めない部屋だったけど、いやいや十分すぎる。
落ち着いたところで温泉へ。
温泉に宿泊を決めたけど、そもそも温泉に入れるのか?という大疑問があった。
そう日焼けのこと。
ぬるめの掛け湯で汗を流し湯船へ。
激痛!!!
やってしまったとチョット後悔。海にいた時間は3時間ほどだったけど、もう何年も日焼けをしたことがなかった部分は強烈な痛みを発していた。
温泉にきて温泉に入れない、このパラドックス(誤用)状態を解消しようと、覚悟を決めて何とか浸かる。湯温が分からなかったけどおそらく低めだったのがせめてもの救い。露天風呂はとても入れなかった。
気分よく部屋に戻る。夕飯の準備をしてビールを一本飲んだところで温泉街を散歩することにした。
宿の通用口らしきところから出て、急な石段を下りていくと温泉街の中心部に出た。
目の前には”古総湯”という新しい建物があってそこを中心にロータリーとなっていた。不思議な建物&位置なので検索すると、道後温泉と似たような役割のよう。のぞいてみたいけど風呂入ったばっかりだしとあきらめる。
また近くに”総湯”というものがあり、こちらは地元らしき人たちが何人も入っていった。街に温泉の公衆浴場があるって贅沢だなと羨ましさを感じる。
フラフラと周囲を散歩。19時過ぎで夕食どきなせいか、とにかく人がいない。そもそも飲食店も少ないし、土産物店も閉まっているので閑散とした印象が強い。
潰れた宿もいくつかあるので、いつぞやの熱海や鬼怒川を思い出した。
しばらく歩いていると急に気分が悪くなってきた。
ビール一本しか飲んでないのに何だろうと考えると、どうやら熱中症の症状に似ていることに気づく。
思い返せば、昨日は海辺で山ほどビールを飲んだし、今日も水分を500ml程度しかとっていない。しかも温泉入っちゃったし。
近くで自販機を探し、アクエリアスを飲み回復を待つ。30分程でなんとか復活することができた。チョットあぶなかったかもしれない。
部屋に戻って夕飯に。エビの麹付けがおいしかった。